こんにちは。かいると申します。
一年前の9月20日、MeseMoa. ch8 FINALのDVD発売記念トークコール会で、初めて推しの気まぐれプリンスさんと電話越しにお話をしました。
👑と初めてお話した…
— かいる (@mmTRmmdd7) 2020年9月20日
気が付いたら一年経ちました。その後結局一度も特典会に参加しないまま、オタクを続けています。
去年トークコール会に参加して、もう参加しなくていいやと思ったか?そういうわけではありません。ただ、顔を合わせてお話をすることや、色々な自分の中の心理的なハードルを未だ超えられずにいる、参加しない理由が勝ってしまう、という状態です。
でもいつかは。また特典会に参加したいと思うかも。
そのいつかが来たときのために、これまでの心情の変化と、今考えていることをブログに残しておこうと思います。
(※正直に思ったことを書いているので、不快に思われる方がいるかもしれません、ご容赦ください。こういうオタクもいるんだなぁと思ってもらえたら幸いです。)
(長くなる予感がします)
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●そもそもどういうオタクか
めせもあ。のオタクになる前から、ハロプロのオタクだった。
基本スタンスとして、「モブオタクでいたい」「推しは見たいけど、推しの視界に入りたくない」という面倒くさいオタクである。
ペンライトは思い切り振って、推しには応援されていることをたくさん感じ取ってほしい、でも自分の存在は見なくていい。ペンライトだけ見えてたらいいのに。推しにはもっとキラキラしたファンだけ見ていてほしい。
心の底から応援してるけど、直接自分の言葉が届かなくていい。ただ、賑やかしでいたい。他界隈から見て、あそこの界隈楽しそうだな~って思われるように盛り上げたい。感想ツイートもする。もしかしたらエゴサに引っかかるかもしれない。それくらいでいい。
もちろん接触イベントに参加することも、ファンレターを送ったこともない。自分の中の選択肢になかった。違う世界の話だと思っていた。私の永遠の推し・鈴木香音ちゃんが卒業したときだけ、初めてブログにコメントを残した。
近くで見たいという気持ちが無かったわけではない。でも、モーニング娘。のライブでステージに近い席が取れたことがないから、近くで見る感覚がよくわからない。一番良くて武道館の北西F列だ。背中しか見えない。でもライブが楽しめればそれでいい。
●心変わりのきっかけ①~めせもあのオタクになる
そんな非接触型オタクが、めせもあを好きになった。ファンの様子を覗いてみると、メンバーとファンとの双方向でのコミュニケーションが多いことに驚いた。接触イベント(特典会) 、リプライを送る、個人放送のコメントで会話が成り立つ、とにかく物理的にも心理的にも距離が近い。正直、自分がそこに入っていけるとは思わなかった。異文化だと思うと同時に、ニコ生とかやってきた人たちだもんな…と少し納得する。
ただ、応援し続けてみると、その双方向のコミュニケーションが想像していたよりずっと良い(健全な)関係性からなるものだとわかった。私は接触イベントに対して偏見を持っていたようだ。そしてもう一つ気付いたことがあった。彼らを応援していると、思わず感想や感謝を直接伝えたくなってしまう。それだけのパワーが彼らにはある。あぁなるほど、お話してみたくなるの、わかるかも、と思うようになった。
●心変わりのきっかけ②~応援している人と会話をする
もう一つ、別界隈の話になるが、考えが変わるきっかけとなったことがある。め。を好きになった頃、とある舞台を観に行ったときのこと。私の好きな俳優さんが、サプライズで終演後物販に立つ、ということがあった。元々パンフレットを買おうと思っていた私は、どうしよう、買いたいけど私が目の前に立っていいのか、視界に入っていいのか、緊張、買いたい、こわい、でもやっぱり近くで見たい。
とんでもなく緊張しながらも、物販に並び、その俳優さんからパンフレットを手渡しで受け取り、何か言わなきゃと思って、すごく楽しかったですありがとうございました、みたいなことを言った気がする。ありがとうございましたと返してもらった気がする。
あ、今、私の言葉がこの人に届いたんだ、と実感した。ありきたりな言葉だったけど、自分の言葉が直接届いたことがなんだかすごく嬉しかった。こんなに嬉しいことなんだ。
この経験を経て、推しに会うということが、違う世界のものではなくなっていった。
いつかは、もしかしたら…握手会くらいなら…と、頭をよぎるようになった。
ぷんさん(この時点では推しと確定していない)に伝えたいことは増える一方だったので、それはファンレターという形にして送った。
●トークコール会が始まる
とはいえ、特典会に参加するに至るまで、ハードルはまだまだある。
相変わらず推しの視界に入りたくないし、かわいいファンの中に混ざれる気はしないし、喋るのも苦手だ。金額的に、と思ってしまう時点で参加する資格がないかもしれない。こんな風に考えている私より、1秒でも長く話したいと思っている人はたくさんいるんだから、じゃあやっぱり私は参加しなくていい。そもそも、自分はこういうことに参加する人間じゃない、という気持ちがまだまだ残っていた。
そんな中、2020年2月末、特典会どころかライブも開催できない状況となった。
この時期の株式会社DDの対応は本当に素早かった。有観客での開催が難しいとわかり、3月頭から毎日ライブやトークの配信、サインチェキの受注販売…そして特典会の代替案として、トークコール会が行われることが発表された。
トークコール会、つまり、声のみでの交流である。自分の姿は見せなくていい(ただし推しの姿も見れない)。
これなら、もしかしたら、私も参加できる…?
そう一瞬頭をよぎったが、いやいや無理だ。姉と同居しているし、姉は在宅勤務でほとんど家にいる。声を出したら筒抜けのこの家ではできない。電話すること自体苦手だし。
ここまでくると、否定する材料をとにかくかき集めている気もする。
一方で、この頃からTwitterでイルミィさんを多くフォローするようになり、特典会の様子が少しわかってきた。そして何よりタイムラインが楽しそうだった。正直言うと、うらやましかった。
●トークコール会に参加する
そんなこんなで数か月が過ぎ、2020年8月末。パシフィコ横浜公演のDVDが発売されること、それを記念してトークコール会が行われることが発表された。
パシフィコ横浜公演は私がめせもあを好きになるきっかけになったライブで、DVDが発売されることをずっと楽しみにしていた。
詳細ブログを読む。DVD発売の具体的な日付や申し込み方法について記載がない。トークコール会については、申し込み期間の情報が既に出ている。
……これはもしかしてトークコール会付きの申し込みが一番早いってこと?
一日でも早くDVDが欲しいという気持ちから、一瞬そう考えた。いやいや、だからこの家にいる限り無理だってば。
うーん、DVDのみの発売がいつかわからないけど、しばらく待つか…。というわけで今回もスルー。
のはずだった。
トークコール会付きのDVD申し込みの、一般発売が行われる前日、とあることに気が付く。
9/20の日曜日夜、両親とも仕事で、実家には誰もいないという。(私は実家の隣家に住んでいる)
あれ、その日確かトークコール会がある日…?
翌日、気が付いたら一般発売の開始時間とともに、うっかり、申し込みをしていた。
え?うそ本当に申し込んじゃった。
そして気が付いたら当日になっていて、話したいことを必死に考え、夜こっそりと誰もいない実家に行き、死ぬほど緊張しながらメモとスマホを握りしめて、電話がかかってくるのを待った。
本当に電話がかかってきた。推しと初めて話した。
お話した内容については、今思えばただのハロヲタ同士の会話だったな…と思うが、それは後悔していない。上手く話せなくて落ち込んだけど。一番伝えたいことは伝えたつもり。
そして楽しかった。
良い経験が、体験ができたと思った。
オタク活動をする上でこういうイベントにはあまり参加しないスタンスではあったんですけど、一度も経験しないで絶対参加しない!って決めるのは違うかなと思ってたので、良い機会だった~お電話ありがてぇ~
— かいる (@mmTRmmdd7) 2020年9月20日
(ただ、推しと会話している自分のテンションが迷子すぎて自分で気持ち悪いと思った。正直それが一番無理…ってなった)
●推しと話してみて
トークコール会に参加して、楽しかった。
ただ、現段階では、私は好きなアイドルと会話をすることを必要としていないオタクなんだな、と思った。やっぱり自分より話したいファンはたくさんいる、自分が話すより、その人たちにお話しする機会が行きわたってほしい。
これは、今後変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。
変わらなくても、私のことだから、また「うっかり」申し込んでしまうことはあるかも。
め。を好きになって、特典会に参加したり、メンバーにリプライを送ったりするファンを見て、それがここでの「普通の」ファンのように思えた。
そこに混ざれずに、自分がファンを続けることができるのか、と不安に思うことがあった。
でも、私は結局自分のペースでしか応援できない。
それは悪いことではなくて、ただ、そうなれないって諦めることでもないな、と思った。
今はこれでいいし、
いつか、おしゃれして自分に自信を持って推しに会いに行くことに、少しだけ夢見ても良いんじゃないか。
そう思えるようになった。
(追記)
「推しの視界に入りたくない」については、その後烏合のリリイベの時に奇跡的にステージに超近い席だった経験から、耐えられるように(?)なった。視界に入るからには精一杯応援したい…!と、恥ずかしさを捨てて楽しめるようになった。今はマスクがあることにも助けられているかもしれない。
(ここまで)
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そして今に至ります。
冒頭にも書きましたが、結局その後1年特典会には参加せずにいます。
一度お話をしたことで、特典会に申し込むことへのハードルは確実に下がりました。
参加しない理由よりも参加したい気持ちが勝ったとき、また何か特典会に参加したり、生でメンバーとお話をする日がくる、かもしれない。今はそう思っています。
溜まっていくFC特典の握手券が使える日が来たら、いつか行きたいかもなぁ。
そんなわけで今後もゆるく楽しく。応援していきます。